ZC33S ハイフローターボ 現車合わせ

こんにちは

少し前になりますがZC33Sスイフトスポーツへハイフローターボ装着車の現車合わせを行いましたのでご紹介致します。

 

 

車輌はこちらの画像の車両でこちらのオーナー様より良いECUをお求めで遍歴をお伺いすると某コンプリートカー車両でその後マフラー交換ついでに一緒にECUも施工して頂こうとした所、ECUにプロテクトがかかってると言われ施工出来ず新規でECUを購入しプロテクト噂のECUはお蔵入りに・・・

その後SNSで評判のECUにしたところあまり性能面でのUPを感じずに広島県オートファクトリー様にてSTAGE2.5を施工した所それまで使用していたECUより岡山国際にて数秒のタイムアップされたようで大変喜ばれました。

その後モアパワーを求めトラストさんのハイフロータービンへの変更を行いオートファクトリー様にてハイフローターボのECUチューニングを行って頂きました。

そして7月に岡山県から鹿児島へ車両を持ち込まれハイブースト仕様への現車合わせを行って頂きましたのでご紹介致します。

 

まずこちらの車両ですがハイブースト用と通常ブースト用のデータをツインECUでお持ちになる事をご提案したところ最初につけていたECUが現在プロテクトがかかっており使用出来ない状況のECUがあるとの事で持って来て頂きました。

このプロテクトがかかっているという噂のECUですが普通に通信してはECUと通信しないだけで実際はプロテクトなどはかかっておらず裏技を使えば普通に通信する事が可能です。

ですので現在装着されているECUをフルバックアップしその情報を使えなくなっていたECUに書き込む事でどちらのECUも1台の車両に使用出来るようになります。

これでツインECU仕様の完成です。

 

まずはじめにこちらの車両モンスタースポーツさんのエアクリーナーKITが装着されております。

ALIENTECH JAPANのZC33S ECUチューニングでは基本エアクリーナーは純正を限定させて頂いております。

それはエアフロセンサーと呼ばれるセンサーは吸入空気量を計測しているのですがエアフロセンサーが計測している空気量より実際エンジンに入る空気量に差が生まれこの差をECUは学習機能にて修正していきます。ですがこれが大幅に学習されすぎるとECUは異常だと判断しチェックランプを点灯させる事もあります。

つぎにこの学習値が純正のエアクリーナーとは真逆に進むためナローバンドのO2センサーを使用しているZC33Sでは・・・・・っという事になります。

ですので現車合わせにてモンスターエアクリーナーに完全に合わせたデータ作りをした方がよりパワーが出せるそんな感じですね!!

 

順調に通常ブーストアップとハイブーストのECU現車合わせが終わりまして次はノーマルエアクリーナーとの性能差はどれくらいあるだろうかと・・・

 

ノーマルエアクリーナーを装着すると見事にパワーダウンでした。

これはモンスターエアクリーナーに合わせた場合とノーマルエアクリーナーに合わせたデータで比較した場合です。

ノーマルエアクリーナー用のデータにモンスターエアクリーナーを装着すると恐らくはそこまでの差は生まれないと思います。

 

そしてハイブースト仕様にて出た結果は

 

気温約36°と猛暑の中 約203馬力程出ました。

こちらの車両の仕様ですが

・エアクリーナー モンスタースポーツ

・タービン トラストハイフロー

・インタークーラー トラスト

・触媒からマフラー FUJITSUBO EXH PERFORMANCE UNIT

っとこのような仕様の車両でした。このエキゾーストのKITはかなり良いですね!!

 

こちらの仕様でノーマルデータでの馬力は約144馬力 (3速計測でこの数値なのでやはりここのDYNAPACKは辛い(正確)です。

ECUチューニングにて約60馬力程向上しております。

 

この日はとても暑くインタークーラーのサイズの問題もあり以前205馬力仕様の車両よりデータ的に更に詰めておりますがDYNA上ではインタークーラー後の温度が45度程と高く馬力はそこまでは出なかったですがデータ的には進みましたのでこちらをベースにまたアタックマシンのZC33Sも更なるパワーアップを果たせそうです!!

 

帰りは九州を観光され車両も調子は文句なく中速以上のトルクが厚くなり高回転のタレも感じませんとご報告を頂きました。

 

つぎは冬に筑波をアタック予定のこちらの車両を更にパワーアップしていきたいと思います!!